Internet Explorerが使えなくなる日

Windows11でIEが非搭載に!?

2021年10月5日、Microsoft社は「Windows11」をリリースしました。Windows10ユーザーに対しては無料のアップグレードプログラムを順次提供しています。

※現状、無料アップグレードの終了日は定められておりません。いずれ終了を発表しますが2022年10月5日までは無償アップグレードが保証されています。

特に影響が大きいのが、旧版のWebブラウザー「Internet Explorer」(以下IE)が非搭載になりました。

Windows10もIEサポート終了?

それではWindows10ならIEを使い続けられるのかというとそうはいかず、昨年の5月19日にMicrosoft社がIEの提供を2022年6月15日に終了すると発表していました。

サポート終了日以降はWindows Update「累積的な更新プログラム」の適用によってIEが無効化される(IEを起動するとMicrosoft Edgeが起動される)ようです。

IEコンテンツはどうなる?

一部の企業ではまだIEコンテンツ(IE利用を前提としたシステム・サービス)を利用しています。不安に思っている方は少なくないでしょう。
Microsoft社ではそうした環境のユーザーに対し、Microsoft Edgeに搭載した「IEモード」を使用するよう促しており、少なくとも2029年までは「IEモード」をサポートするようです。

突然使えなくなる心配はなくなりましたが、「IEモード」を利用するには、対象のURLをEdgeの設定画面で個別に設定する必要がある上、30日を経過すると再設定する必要があり手間がかかります。

IEコンテンツ利用者はご注意を!!

IEコンテンツの利用者や提供者は、他のブラウザへの移行やコンテンツの改修等、速やかな対策の実施が求められていますが、いまだ未対応のコンテンツも多々あります。また中には「IEモード」でも正常に表示できないIEコンテンツもあるようです。

現在、Windows10ではWindows11への無償アップグレードができるようになっています。ですが、「インストール」ボタンを押す前に、IEコンテンツを利用しているか、そのIEコンテンツが「IEモード」で動作するかをしっかり確認してください。

弊社でもお手伝いさせていただきますので、お気軽にご相談ください。