Past Work

システム開発依頼のきっかけ

更別村では免許返納者や高齢者など、農村部の自宅と村中心部を結ぶ新たな移動手段として「予約制乗合タクシー」の実証実験を2019年からスタートし、2021年10月から本格運行しています。

実証実験を進める上で専用の予約システムを作ることになり、当村のICT教育支援に、地域貢献の一環として参加していたワン・エックスさんに開発をお願いすることになりました。

このシステムでは、利用者はスマートフォンから乗合タクシーを予約できます。また運行するタクシー会社と更別村が同じデータを管理できるため、効率的な管理・運行が可能になっています。さらに乗合タクシーや市街地を循環している村民バスの現在地をスマートフォンなどのマップ上で確認することもできるので、利用者の待ち時間の短縮や移動の効率化に役立ちます。

システムの特徴やワン・エックスからのご提案

• タクシーとバスが走行している現在地をマップ上に「見える化」
• コストを抑えたデジタルマップの活用
• 高齢者でもなじみやすいログイン方法
• 世帯へ紐づけた会員情報で、総合的な情報を把握
• 各種統計資料を任意の期間で集計できる機能

納品後の感想

実証実験から本格運行へ移行したこともあり、さまざまな統計を出す必要があるのですが、それを簡単にできるのがなによりありがたかったです。特に任意の期間で集計できるのが助かっています。
利用者が高齢者ということもあり、スマホからの予約ではなく電話予約がほとんどなのが少し残念です。ただ、電話での予約内容をシステム入力し、運行会社と役場で画面や情報を共有できるので、導入してからずっと問題なく運用できています。

今後について

将来的にバスやタクシーの台数が増えたり、ライドシェアなどの新たなサービスが増えたりと、時代やニーズにより状況は変わってくると思いますが、そのとき村民にとって便利で使いやすいシステムができたらよいと思っています。